多発性硬化症(Multiple Sclerosis又はMS)
めまいと背中合わせの病気です。
治療
再発期(急性期)の治療
症状が激しく出ている時期には病巣の炎症を抑える作用のある副腎皮質(ふくじんひしつ)ステロイドホルモン (ステロイド)が使われます。点滴用のステロイドを大量に用いるパルス療法と呼ばれる治療が一般的ですが、回復が十分でないときは、続けて経口剤が用いられることもあります。ステロイドにはさまざまな副作用があるため、長時間続けて使うことは稀です。
パルス療法で効果がみられなかった場合には、人工透析のような原理で血液中からMSに関与する物質(抗体など)を取り除く血漿交換療法(けっしょうこうかん)が行われることもあります。
寛解期(慢性期)の治療
長期的に再発を予防するためにインターフェロン ベータがつかわれます。
インターフェロン ベータには再発回数を減らす効果と再発した際の症状を軽くする効果があります。
インターフェロン ベータ-1aは週1回筋肉内に注射し、
インターフェロン ベータ-1bは1日おきに皮下注射します。
インターフェロン ベータの注射は医師の指導を受け、十分に訓練すれば、患者さんやご家族の方でも自宅で注射することができます。
特定の症状に対する治療
鎮痛剤、抗てんかん薬、抗うつ薬など、症状に応じて薬が使われることがあります。












